👼あと十秒補足スペシャルの巻 By Mylènel Yuh 👼

2022年5月13日

こちらの<あと十秒補足>は、私の<あと十秒>を読まれてから読んでネ👼

!?その子供、マイリーンが。
「プルアップ!プルアップ!」
「もう一度、上がるのか!しかし、出雲空港の先になぜこんな崖があるのか?
夢でも見ているのであれば、醒めて欲しい」
「リバース!リバース!ディエンジン!」
「君の指図は受けない!」👼

しかし、なぜか完全に管制塔(コントロールタワー)と連絡が途絶える。
「どうしましょう。機長?」
「現在の位置からだと、もう既に高地、松山、広島には向えない。それに通信手段が使えない・・・。
もうあれこれ通信方法の手段を考えている時間はないから、このルーティングだと出雲・・・👼

その子供(マイリーン)が、コックピットに入る。
「ワオー!イッツグレート!メイアイコントロールオブ、オール・・・!」
「ノーノー、ソーリィ!」
「機長!この子がコントロールしてます!」
「そんな、ばかな事があるか!」
「しかし・・・、この子が・・・」
「だめだ、もう時間がない。手動で・・・👼

「機長!高度が下がっていません!」
「もう、完全に手動に切り替える!」
「君もシートベルトをしなさい」
「はい!もう、岡山上空を過ぎました」
「分かってる!私は操縦に専念するから、君がすべての情報指示を出してくれ」
「はい」👼

『あの瞬間は、とてつもない小さな心に驚愕と言う、今では難しい言葉しかあてはまる表現しか思いあたらない。
何を見たか?限り無く鮮やかであり、その上純粋な表現を感じさせる着物、帯、カーテンなどが一面に宙を漂っている。
それが、突然に立体化したり溶けて違う模様に変化し、あた・・・👼

『マリアの目が再び、潤んでいた。
今、私が聞く事は、きっととてもいけない事、それが分かった。
「マリア、必ず又いつか会えるよね?」
 なぜか私は泣いていた、マリアも泣いている。
「うん、絶対!明日は、もうここに入ろうとしても入れないから来ないのよ、いい?
明日は、かおる・・・👼

叫ぶ、父親。
「先生!先生!かおるの意識が?大丈夫ですか?おい?かおる!かおる!分かるか?父さんだ!」
「分かるよ。僕の父さん!」
「そうだ、お前の父さんだ!」
「父さん、父さん、父さん」
「本当に悪かった。本当に・・・」
「一笑十秒は、見た?」
「それは、又今度だ。・・・👼

『心は一つ、一つに結び、
  夕暮れは人を想い、その強さを求める。
  私の心の行方は、人知れず動く。
  迎える力をこばむ力、誹る力は私を亡くす。
  この夜に与える強さは、自身に弱さを求める。
  人に与える強さは、自身を強くする強さ。
あなたに、求める心を伝える人は誰ですか?👼

『死亡しても自殺した人の霊は「死にたい」と思う思いが強い程、
その魂は死んだことに自覚が持てずに彷徨い続けます。
「これで死ねると思ったのに!」
自殺者の霊は必ず言います。
亡くなったことを告げても、この世にとどまっているわけですから、死んだことに自覚がもてないよう・・・👼

『いいから、もう振り返らないで駅へ行って・・・。
私は又、あの鳥取の遥か西の方へ戻ってから、帰るからね」
「炎上してしまったあそこへかい?」
「そう・・・」
「今度は、いつ会えるかい?危険に思った時には、いつでも会えるよ、二人がね・・・」
「これは夢の中なのかなぁ」👼

『この一時が、どれ程に長い過去への道の第二歩。
私が、彼女に対する人々から得た言葉。
それが自分自身の心に辿りつつあり、そして気が付く時が来る。
私の心の中には、彼女を取り巻く時間を必要とはしない。
だから・・・。
私にとってのマイリーンは、この先に辛いものになるのかも知れ・・・👼

『そうだね、かおる。かおるは、いろいろな夢を見過ぎている気が、
この手からとても伝わってくる。
でも、夢は実現させるために絶対に必要なもの。
私が、かおるに出会った時に私は感じた。
この人は、遥か彼方にいつも行ける人だってね」
「遥か彼方か、そうだね。僕は、いつでも誰か・・・👼

『ここで『六無邪村』の由来を述べておかないといけない。
鎌倉山の旭ヶ丘の奥に、大昔この恐ろしくもノスタルジックな伝説が隠されていた。
今でこそ実際の場所や、その言い伝えを知り信じる者などはいない。
何とも、ロクムジャムラ!この響きは、私ら三人には捨てられない程魅力がある👼

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 本作品は、私の第一作目の、あと十秒の補足として、書かせて頂 きました。あと十秒では、玉木総理の幼少時、リミテーションズへ の就任まで、そして、あと十秒のエピローグの最終の最終場で、 あのベックさんの残された、メッセージ内のマイリーン・ベックの ことが、記述されておりませんでしたので、その補足が本作品です。

 大変に長い、あと十秒でしたが、この書籍では本作品の集大成と なるものとなります。ゆっくりと、お読み頂けるかしら。

 先ず、舞台ですけれど、玉木総理の幼少期、五歳のシーンからの スタートです。鎌倉山の森の中で、不思議な体験が待ち受けており、 かおるとその友人二人が森の中で、しかし、かおるだけが出会った 女性を描いてみました。未来の玉木かおるが映像化して、現実的な 世界へと突入となります

 第二項は、小学校に上がった、かおるに悲劇が待ち受けていまし た。階段から、転げ落ち脳挫傷になり、やはり不思議な感性が、そ こで、芽生えて来るシーンです。

 さて、舞台は変わり、衆議院議員となった玉木総理は、あと十秒 で、きちんと書かれておりますね。将来は、執筆予定のダナは、実 在する女性となります。そして、後半は、マイリーンとのロマンス が待っています。

 舞台となったのは、この度のあと十秒 補足では、鎌倉山、浦和、 葛西、鳥取、倉吉、出雲、萩です。壮絶な、航空機の着陸失敗のシ ーンなど、そしてそこに登場したのが、マイリーンです。マイリー ンは、不時着まで、英語しか話せませんけれど、鳥取に着陸したと 同時に日本語が、話せる様な趣きです。

 そこから、かおるとマイリーンとの列車の旅が始まります。そし て、最後に待ち受けていた、二人の運命は・・・。さて、一体どう なるのでしょうか。ぜひ、あと十秒 補足も宜しく、お願い致しま す。ありがとうございました。

注:最終部での言葉に於きまして、

旧:【 目が覚めたのは、エバータイムズ。その後、私は半年程、葛西に暮らして、ハワイのマカハのダナの自宅に戻る。】は、次の言葉となります。ここに、お詫びを申し上げます。

新:【 目が覚めたのは、エバータイムズ。その後、私は半年程、葛西に暮らして、ハワイのカハラのダナの自宅に戻る。】

誠に申し訳が、御座いませんでした。
<あと十秒補足特別編>

あと十秒補足👉https://www.amazon.co.jp/dp/B01DOXY70S